ごきげんよう(笑)
今回は「美容室での仕上がりがツヤツヤな理由」についての説明をします。
だいたい担当させて頂いたお客様には確実にお伝えするのですが、人間は1日の7〜8割のことを忘れてしまうらしいので書き記そうと思いました(笑)
「美容室では、さらさらになるのよねー」
「自分だと出来ないのよねぇー」
こんな話をよく聞きます。
実際に僕もお客様の立場だったらそう思います。
逆にお客様に「何でだと思います?」と聞いてみると...
「シャンプーやトリートメントがいいから」
「ドライヤーがいいやつだから」
「プロが乾かしているから」
などなど、様々な意見があります。
(まぁ、どれも正解なんですけどね...)
それでは、美容師さんとしては良くないと思いますので乾かし方と共にツヤツヤになる理由などをお伝えします。
そもそも髪の毛のツヤとはなんでしょうか?
※あんまり理論的に言っても難しいので簡単に説明します。美容師さんからの批判は受け付けません(笑)
一言で言えば「キューティクルが整っている状態」です。
それでは、キューティクルが整っている状態とはどのような状態のなのか?を、僕の絶妙な絵と共にお伝えします。
まずはこちらをご覧ください。

一本の髪の毛だと思ってください(笑)
そもそもキューティクルとは上記の画像のように髪の毛一本に対してうろこのようについているものです。
ツヤのある髪の毛はキューティクルが下記のような状態になっています。

キレイに閉じていますね。
これがまさしくキューティクルが整っている状態です。
ということは...キューティクルが整っていない状態とは?

こんな感じでキューティクルが開いている状態です。
こうなると髪のツヤもでなくなってしまいます。
キューティクルが開いてしまう理由は、カラーやパーマなどの薬剤や日常生活でも起こりえるのでここでは割愛させていただきます。
キューティクルに関しては何となくわかっていただけたと思います。
それでは、本題の美容室での仕上がりがツヤツヤになる理由を説明します。
答えは「ドライヤーのあたる角度」にあります。
先程の画像で説明した通り、キューティクルは根元から毛先に向かってウロコ状についています。
つまり、根元から毛先に向かってドライヤーを当ててあげるとキューティクルの流れに沿ってドライヤーがあたるのでキレイに整ってくれます。

ここまでくると、美容室での仕上がりがなんでツヤツヤなのかがわかる方もいると思います。
美容師の方がお客様よりの高い位置で仕事をしているので普通にドライヤーが上から下に向かってあたるからです。
「なーんだ、簡単じゃん!」
そうなんでうすよ!
すごく簡単なことなんですよ。
でも、人間は楽したい生き物なので、ついつい下からドライヤーを当ててしまうんですよね。(上から当て続けると肩や腕が疲れるから)
「じゃあ、どうすればいいの?」
上から乾かすことを意識し続けて慣れていくしかないです。
少しづつでもいいので練習していきましょー!
それでは最後に実例を見ていきましょう。

ちょっぴり、ツヤのない髪になっています。

ハンドブロー仕上げ。ツヤツヤですね。
ちなみにカラーはリタッチしかしていません。
ハンドブローだけでもドライヤーのあたる角度を意識してあげるだけでこんなにもツヤツヤになります。
皆さんも参考にしてみてください。
ではではー。
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