こんにちは。
今回は「クセを活かすショートスタイル」についてお伝えします。
くせ毛には5種類があるので簡単に説明します。
・波状毛(はじょうもう)
→日本人に最も多いクセのタイプです。髪の毛が波のようにうねっている髪のことです。特徴は湿気に弱いということです。梅雨時期になると髪が広がってしまう経験がある方はこの髪質です。
・捻転毛(ねんてんもう)
→日本人では一番少ないクセのタイプです。髪の毛がねじれている髪の毛のことです。波状毛よりもクセが強く、一本の髪の毛の厚みが場所により異なり、髪の強さも部位によってバラバラなので縮毛矯正でもクセを伸ばすことが困難な場合があります。
・連球毛(れんきゅうもう)
→日本人でも少ない癖のタイプです。髪の毛が数珠のように球が繋がっているような髪の毛です。髪の毛を触るとザラザラしたりボコボコしています。捻転毛と同様に一本の髪の毛の厚みが場所により異なり、髪の強さも部位によってバラバラなので縮毛矯正でもクセを伸ばすことが困難な場合があります。
・縮毛(しゅくもう)
→黒人さんに多く見られるクセです。波状毛と捻転毛が一緒になったようなクセで、くせ毛の中では最も強いクセです。ただし、髪の毛も太くしっかりしていることが多いので縮毛矯正の施術が可能なことが多いです。
・直毛(ちょくもう)
→実は、直毛も真っすぐというクセの種類の一つです。パーマなどのかかりが悪いことがあります。また、スタイリングがしずらいので、カットだけではヘアスタイルの変化がつけずらいことがあります。
では、実際にくせ毛に対してどのようなアプローチをするのかというと
・クセを活かして施術をする
・クセを抑える施術をする
当たり前ですが、この二つしかありません(笑)
「クセを活かす場合」はカット(薬剤を使わない施術)で仕上げることが多いですが、「クセを抑える」施術の場合は、薬剤を使用(パーマや縮毛矯正)することがほとんどです。
今回は「クセを活かす」方法の一つを説明します。
後頭部、特に右側に大きく波のようにうねるクセがあるのが見えます。
クセのタイプは、日本人に一番多い「波状毛」です。
クセを活かす場合のカットはは非常に技術力が必要になります。クセがどのように動くかを計算しながらアプローチしていく必要があるからです。
いかがでしょうか?
カットのみでこのまとまりが生まれました。(カラーは新たにしましたが、ハンドブロー仕上げです。)
今回のアプローチ方法は割とシンプルです。
右側に波のようにうねるクセがあったんですが、後頭部で膨らみ、襟足で外に跳ねるクセだったので...
・膨らむクセの場所をウェイトポイントにする。
・襟足で外に跳ねるクセが出ないところまでを切る。
※ウェイトポイントとは?→「エイジレスヘアー」にて説明してます。
つまり、「クセを活かす」と「クセを抑える」施術両方を行っています。
実際に、「クセを活かす」施術の場合は、上記のように「クセを活かす」と「クセを抑える」がセットになっていることがほとんどです。
・クセには5種類ある。
・クセは「活かす施術」と「抑える施術」がある。
・クセを「活かす施術」の場合はカットのみで行うことが多い。
・クセを「活かす施術」と「抑える施術」はセットで行われることが多い。
クセの種類やヘアスタイルでもアプローチの仕方は大きく変わります。
最近では、薬剤の進化や道具の進化により、昔よりもクセに対する施術の幅が広がりましたので、「私はくせ毛だから駄目だ!」と諦めないでください。
気になることがあれば、まずは担当の美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか?
ではではー。
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